ヨウ素欠乏症とは

ヨウ素欠乏症とは

生体必須微量元素として人類や動物の生存、成長に欠かせないヨウ素。人体のあごの下(頸部)にある甲状腺では、ヨウ素を含むホルモンが作られています。これが不足するとヨウ素欠乏症となり、発育不全、知能障害、その他種々の機能障害や甲状腺腫などを引き起こします。
日本人は、海藻や魚介類を食べることで必要量のヨウ素を摂取しているため、発病することはほとんどありませんが、世界では約16億人がヨウ素欠乏症の危機にあり深刻な問題となっています。この予防策に主として食塩にヨウ素化合物を添加し摂取する方法が採られています。日本のヨウ素生産の大部分を占める千葉県は、ヨウ素欠乏症に苦しむ国々に対しヨウ素支援事業を行っており、当社グループも支援事業に参画しています。